RPA導入支援会社のAI活用ガイド|案件の問い合わせと業務の調べの記録、自動化の設計書とロボットの手順書と試験の資料、保守の問い合わせと報告の下書きを軽くする
中堅と中小の企業の事務の作業を画面の操作の自動化の仕組みで置き換える支援として、自動化する作業の洗い出しと業務の調べ、ロボットの設計と作成と試験、利用部門への引き渡しと教育、稼働の後の止まりへの対応と保守を、少数のコンサルタントと開発の担当で担っているRPA導入支援会社向けに、案件の問い合わせと業務の調べの記録、自動化の設計書とロボットの手順書と試験の資料、保守の問い合わせと報告の下書きを生成AIで軽くする方法をまとめた実務ガイドです。
結論:RPA導入支援会社の生成AI活用は「案件の問い合わせと業務の調べの記録」「自動化の設計書とロボットの手順書と試験の資料」「保守の問い合わせと報告の下書き」の3つが効きどころです。この仕事の特徴は、顧客の担当者が毎日行っている画面の操作と判断の手順を細かく聞き取り、それを例外の扱いまで含めて文書にし、ロボットとして作り、試し、引き渡した後も画面の変更や想定外のデータで止まったときに直し続けることです。顧客からは「どの作業を自動化すべきか」「どのくらいの時間が減るか」「止まったときはどうすればよいか」といった相談が届き、担当者の時間の多くは聞き取りの記録、設計書、手順書、試験の資料、保守の報告の作成に使われます。設計と品質の判断は人が守り、その周りの文書と記録の下書きを圧縮するのが本記事の狙いです。
自動化する作業の選定と範囲の取り決め、ロボットの設計と例外の扱いの判断、試験の結果の合否、顧客の仕組みの権限と認証の情報の管理、止まったときの原因の特定と修正、効果の見込みの数値の提示は、会社と担当者の責任の領域であり、AIの出力で代替できません。本記事が扱うのは、文書と記録の下書き、様式の整形、社内の手順の整理に限ります。
AIで変わる仕事の全体像
- 営業・提案: 案件の問い合わせへの返信、聞き取りの項目、提案と見積もりの下書き
- 業務の調べ: 作業の手順の聞き取りの記録、自動化の候補の一覧、打ち合わせの議事録
- 設計: 自動化の設計書の様式、画面の操作と判断の手順の整理、例外の一覧の下書き
- 作成と試験: ロボットの手順書と説明の文、試験の観点と項目の一覧、試験の結果の記録の整形
- 引き渡しと教育: 利用部門の手引き、止まったときの対応の手順、研修の資料
- 保守と社内: 止まりの問い合わせの記録、修正の報告と定例の報告の下書き、ロボットの台帳、社内の手順書
使い方1:案件の問い合わせと業務の調べの記録
RPA導入支援会社に届く問い合わせは、「毎月の請求の作業に時間がかかっている」「複数の仕組みへ同じデータを入力している」「以前に作ったロボットが止まったまま使われていない」「どの作業から自動化すべきか分からない」といった内容が中心です。まず問い合わせを「新しい導入の相談」「既存のロボットの立て直し」「保守の引き継ぎ」「研修と内製の支援」に分け、それぞれの返信の型と最初の聞き取りの項目を作ってください。聞き取りの項目は、作業の名前、担当者、頻度と件数、かかっている時間、使う仕組みと画面、判断が入る箇所、例外の起き方、入力と出力のデータの形式を型にしておくと、担当者ごとの抜け漏れが減ります。メールの返信の作り方は問い合わせメール対応をAIで効率化するガイド、提案書と見積もりの下書きは提案書作成をAIで効率化するガイドと見積書作成をAIで効率化するガイドで整理しています。業務の調べの打ち合わせの議事録は、録音とメモから下書きを作り、「聞いた手順、確認が要ること、顧客の宿題、こちらの宿題」に分けて整えると、次の打ち合わせの準備が速くなります(会議の議事録をAIで効率化するガイド)。注意すべきは、減る時間の見込みを、AIの文面で先に約束しないことです。見込みの数値は、担当者が作業の件数と時間を確かめてから出してください。
使い方2:自動化の設計書とロボットの手順書と試験の資料
ロボットの品質を左右するのは、設計書の正しさと例外の洗い出しの深さです。聞き取りの記録から、作業の流れ、操作する画面と項目、判断の条件、例外が起きたときの扱い、入力と出力のデータ、実行の時刻と頻度を、決まった様式の設計書に整える作業はAIに向いています。手順の流れを箇条書きにしたものから、設計書の章立てと表を下書きさせ、担当者が顧客の画面と照らして直す分担にすると、文書づくりの時間が短くなります。ロボットの手順書と説明の文、試験の観点と項目の一覧、試験の結果の記録の整形もAIに任せられます。試験の項目は、正常の流れ、データの欠けと形式の違い、画面の表示が遅い場合、対象の件数が多い場合、途中で止まった場合の再開を観点として揃えておくと、漏れが減ります。ただし、設計と試験の結果の正しさは担当者が守るもので、AIの下書きをそのまま顧客に出さないでください(生成AIのハルシネーション対策ガイド)。ロボットの作成の補助にAIを使う場合も、作られた手順と処理は担当者が読み、試験で確かめてから使います。生成AIを組み込んだ自動化と従来の画面の自動化の使い分けの考え方はAIエージェント導入ガイドとノーコードAIツールの活用ガイドも参考になります。
使い方3:保守の問い合わせと報告の下書き
RPAの仕事は、引き渡した後に続く保守の比重が大きいことが特徴です。顧客の仕組みの画面の変更、想定外のデータ、パスワードの期限、実行する端末の不調などでロボットが止まると、顧客からすぐに問い合わせが届きます。問い合わせの記録は、受け付けの日時、ロボットの名前、起きたこと、画面とログの情報、暫定の対応、原因、修正の内容、確認の結果の欄を持つ様式に揃え、AIで顧客のメールとチャットの文面から様式への転記を手伝わせると、対応の履歴がたどりやすくなります。顧客への報告と月ごとの定例の報告は、稼働の件数と止まりの件数と修正の内容をまとめる作業が多く、文章の下書きをAIに任せ、数値と原因の記述は担当者が確かめる分担が向いています。ロボットの名前、対象の作業、作った日、修正の履歴、担当者、関係する画面と仕組みを一つの台帳にまとめておくと、引き継ぎと保守の見積もりが楽になります。台帳と集計は表計算の作業が多く、関数と集計の操作をAIに手伝わせると負担が減ります(Excel業務をAIで効率化するガイド)。利用部門の手引きと止まったときの対応の手順、社内の作業の手順は、AIで手順書の体裁に整えると教え方が揃います(業務マニュアル・手順書のAI作成ガイド)。顧客の仕組みの導入を支える仕事の考え方は基幹システム導入支援のAI活用ガイド、保守の窓口の考え方はITサポート・情シス代行のAI活用ガイドも参考になります。
導入の進め方:小さく始めて広げる
進める順番は、社内で生成AIを使うときの決まりを先に作り、その次に聞き取りの項目と議事録の型、設計書の様式、試験の観点の一覧、保守の問い合わせの記録の様式へと広げるのが現実的です。最初の一か月は、顧客の業務の情報と画面の写しを入力してよいツールと範囲を決め、聞き取りの項目と議事録の型を担当者で試しながら直します。次の一か月で、完了した案件を一つ選び、その設計書と試験の資料をもとに様式を整えます。そのうえで、ロボットの手順書と利用部門の手引き、保守の記録と報告の下書き、ロボットの台帳に進むと、品質を落とさずに無理なく広げられます。導入の前後で設計書の作成にかかる時間と、止まりへの対応にかかる時間を記録すると、効果を社内で共有しやすくなります。
AIに任せる仕事と人が守る仕事の分担表
| 場面 | AIに任せてよい | 人が最終確認・判断する |
|---|---|---|
| 営業・提案 | 返信の型・聞き取りの項目・提案の下書き | 範囲の取り決め・効果の見込みの数値 |
| 業務の調べ | 議事録と候補の一覧の下書き | 自動化する作業の選定 |
| 設計 | 設計書と例外の一覧の様式への整形 | 判断の条件と例外の扱いの決定 |
| 作成と試験 | 手順書と試験の観点の一覧の下書き | 処理の正しさ・試験の合否 |
| 保守 | 問い合わせの記録・報告の下書き・台帳 | 原因の特定と修正・顧客への説明 |
設計と品質と顧客の仕組みの安全は会社と担当者が守るものです。AIは下書きと整形と型の仕事に徹します。
注意点:AIの設計書と手順を確かめずに使わず、顧客の画面とデータと認証の情報を外部のサービスに出さない
RPA導入支援会社で最も気をつけたいのは、AIが作った設計書と手順と処理を、担当者の確認と試験を通さずに顧客の業務で動かしてしまうことです。ロボットは顧客の仕組みに実際にデータを入力し、請求と支払いと顧客の情報に関わる作業を行うことが多く、誤りはそのまま顧客の業務の誤りになります。設計書は顧客の画面と照らして確かめ、ロボットは試験の観点に沿って試し、顧客の確認を経てから稼働させてください。もうひとつは情報の扱いです。業務の調べで受け取る画面の写し、取引先と顧客の個人の情報を含むデータ、仕組みに入るためのパスワードと認証の情報は、顧客にとって最も守るべき情報です。これらを外部の生成AIサービスにそのまま入力することは避け、画面の写しは個人の情報を伏せる、認証の情報は決められた保管の仕組みだけで扱う、使ってよいツールと範囲を社内の決まりとして文書にする、といった運用を徹底してください。顧客との契約で決めた情報の扱いの条件と、個人の情報についての法令の考え方も確かめます。線引きの考え方は生成AIのセキュリティ対策ガイドと生成AIの社内ガイドラインの作り方にまとめています。
よくある質問
Q. 設計書をAIで作っても大丈夫ですか?
A. 聞き取りの記録から決まった様式の設計書を下書きする作業は速くなります。ただし、判断の条件と例外の扱いは担当者が顧客の画面と照らして確かめ、顧客の確認を経てから確定させてください。
Q. ロボットの作成にAIを使えますか?
A. 手順の整理と処理の下書きの補助には使えます。作られた処理は担当者が読み、試験の観点に沿って試してから稼働させてください。
Q. 費用はどのくらい見ればよいですか?
A. 経営者、コンサルタント、開発の担当で有料プラン3〜5席から始められます。考え方はAI導入の費用の考え方をご覧ください。
Q. 何から始めるべきですか?
A. 顧客の業務の情報と画面の写しを入力してよいツールと範囲の決まりと、聞き取りの項目と議事録の型です。前者は顧客の信頼を守る土台になり、後者は業務の調べの作業を速くします。次に設計書の様式、試験の観点の一覧、保守の記録の様式に進んでください。
AITECHは、中堅と中小の企業の事務の作業の自動化と業務の調べと設計と試験と稼働の後の保守を少数のコンサルタントと開発の担当で引き受けていて、設計と試験の正しさと顧客の画面とデータと認証の情報の扱いに特に厳格さが求められるRPA導入支援会社の相談窓口です。まずは利用の決まりと聞き取りの型づくりからご相談ください。

