ダイビングショップ・マリンスポーツスクールのAI活用ガイド|ライセンス講習の問い合わせ対応・ツアー案内と海況の連絡・ログと器材の記録整理を効率化【2026年版】
ライセンス講習、体験ダイビング、ファンダイブのツアーを少人数のインストラクターで回すダイビングショップやマリンスポーツスクール向けに、講習の問い合わせ対応、ツアー案内と海況の連絡、ログと器材の記録整理を生成AIで効率化する方法をまとめた実務ガイドです。潜るかどうかの判断と水中の安全はインストラクターが担うという前提で、ショップの事務を軽くする方法を解説します。
結論:ダイビングショップ・マリンスポーツスクールの生成AI活用は「ライセンス講習の問い合わせ対応」「ツアー案内と海況の連絡」「ログと器材の記録整理」の3つが効きどころです。ショップの繁忙期は、朝の器材準備、ボートでのガイド、帰港後の器材洗いと片付けで一日が終わり、講習の問い合わせ返信、明日のツアーの連絡、器材の点検記録は夜にずれ込みます。返信、案内、記録の下書きを生成AIが引き受ければ、海とゲストに向き合う時間が増えます。
海況を見て潜るかどうかを決め、水中でゲストの安全を守るのはインストラクターの仕事で、そこは変わりません。それ以外の文章仕事を減らすのがこのガイドの狙いです。
AIで変わる仕事の全体像
- 受付: 講習コースと体験ダイビングの問い合わせ返信、料金と日程の案内、健康に関する事前確認の案内
- ツアー: 集合案内と持ち物、海況による変更の連絡、ポイントの紹介文
- 記録: ゲストのログの整理、講習の進捗記録、器材の点検とオーバーホールの台帳
- 発信: 今日の海の写真と投稿文、季節の生き物の紹介、海外ゲスト向けの多言語案内
- 運営: スタッフ向けの手順書、ボートや宿との手配の連絡文
使い方1:ライセンス講習の問い合わせ対応
講習の問い合わせは「何日かかるか」「泳げなくても」「費用の内訳」「持病があっても」と内容が決まっています。コースごとの日程と料金、含まれる器材と含まれないもの、年齢条件、事前の健康確認の案内、キャンセル規定を一枚にまとめてAIに渡し、問い合わせ本文を貼って返信の下書きを出させてください。健康に関する質問には、ショップが答えられる範囲(事前の質問票を確認し、該当がある場合は医師の確認が必要になること)だけを書かせ、可否の判断をAIに書かせないのが原則です。返信の型は問い合わせメール対応をAIで効率化するガイドを、指示の出し方は業務で使うプロンプトの書き方を、海に出ている間の電話やメッセージの一次受付はAIチャットボット導入ガイドをご覧ください。
使い方2:ツアー案内と海況の連絡
前日の集合案内、持ち物、当日朝の海況による変更連絡は、毎回同じ内容を人数分送る仕事です。集合場所と時間、持ち物、駐車場、船酔い対策を型にしておき、日付とポイントを渡して案内文を作らせてください。海況が悪くポイントを変える、または中止にする場合は、インストラクターの判断をメモで渡し、ゲストへの連絡文と振替の案内をAIに書かせます。ポイントごとの紹介文(地形、見られる生き物、流れの特徴)も、ガイドの言葉をもとに文章化しておけば、サイトと案内の両方に使えます。海外からのゲストが多いショップでは、案内の英語版や中国語版も同時に作れます。文書化はマニュアル作成のAI活用ガイドを、多言語版は多言語・翻訳対応をAIで効率化するガイドを、写真と海の様子の発信はSNS運用のAI活用ガイドを参考にしてください。
使い方3:ログと器材の記録整理
ゲストのログ付けの補助、講習の進捗記録、レギュレーターやBCDの点検とオーバーホールの周期管理、タンクの検査時期——記録の仕事はショップの信頼に直結しますが、疲れた夕方に回されがちです。ガイド後の音声メモ(ポイント、最大深度、潜水時間、見た生き物、ゲストの様子)をAIに渡して整理させれば、ゲストに渡すログの補助資料と講習の進捗記録が同時にできます。器材はシリアル番号ごとの点検記録を台帳に整え、次回のオーバーホール時期を一覧にしておけば、抜けが減ります。記録の整え方は日報作成のAI活用ガイドを、器材の台帳の検索は社内ナレッジ検索(RAG)ガイドを、点検手順の文書化はマニュアル作成のAI活用ガイドをご覧ください。器材の使用可否は、点検した人が決めます。
AIに任せる仕事と人が守る仕事の分担表
| 場面 | AIに任せてよい | 人が最終確認・判断する |
|---|---|---|
| 受付 | 返信・料金と日程の案内文 | 健康確認の結果への対応・受講可否 |
| ツアー | 集合案内・変更連絡の文面・多言語版 | 潜水の可否・ポイント変更の判断 |
| 記録 | ログの整理・器材台帳の整備 | 講習の合否・器材の使用可否 |
| 発信 | 投稿文と紹介文の下書き | 写真の選定・ゲストの写り込みの確認 |
潜るかどうか、誰と潜るか、水中でどう動くかは、海を見ているインストラクターが決めることです。AIは陸の上の文章と記録を軽くする役に徹します。
注意点:安全と健康に関わる説明
AIに海況やゲストの健康状態を伝えると、潜れるかどうかをもっともらしく答えますが、それを判断の根拠にしてはいけません。潜水の可否はインストラクターが海と本人を見て決め、健康に関する事項は指導団体の基準と医師の確認に従います。AIには連絡文と記録の整理だけを任せてください。講習や器材の説明でも、AIは指導団体の基準や器材の仕様を誤って書くことがあります。基準に関わる記述は原本で確かめ、器材の点検は点検した本人の判断を記録に残します。ゲストの氏名や健康情報を外部のAIに入力する範囲は必要最小限にし、入力データが学習に使われない設定か契約を確認してください。誤情報への備えは生成AIのハルシネーション対策ガイドを、社内ルールは生成AIの社内ガイドライン策定ガイドを、観光・レジャー分野の支援サービスは観光向けAIサービスの一覧からどうぞ。
よくある質問
Q. 繁忙期は夜まで器材洗いで、パソコンに向かえません。
A. 帰港後に音声メモを残すだけにしてください。ログの整理と明日の案内文はAIが下書きし、朝に確認して送れます。
Q. 費用はどのくらい見ればよいですか?
A. 受付担当とインストラクター代表の有料プラン2席ほどで始められます。考え方はAI導入の費用の考え方をご覧ください。
Q. 何から始めるべきですか?
A. 講習コースの条件を一枚にまとめることです。問い合わせ返信の大半が下書き化でき、健康確認の案内も漏れなく入ります。
AITECHは、海の仕事と事務を両立させているダイビングショップ・マリンスポーツスクールの相談窓口です。まずは講習案内の一枚づくりからご相談ください。

